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頑張れないのは、甘えではありません

脳の仕組み2026.08.14久田 晃

頑張れないのは、甘えではありません

頑張らなきゃいけないのに、どうしても頑張れない。

そんな経験は、ないでしょうか。

私もずっとそうでした。

やらなきゃと思っているのに、手が動かない。

気持ちはあるはずなのに、なぜか続かない。

そのたびに、頑張れない自分が嫌になっていました。

でもあるとき、気づいたんです。

頑張れないのは、それを頑張る理由が本当にはないからだということに。

今回は、私自身の体験を交えてその話をします。

久田 晃久田 晃
やらなきゃと思っているのに手が動かない日は、私にも長く続きました。原因は根性ではなかったと今は思います

日本人が英語を喋れない、本当の理由

たとえば、日本人はなぜ英語を喋れないのか。

義務教育で何年も学んでいるのに、です。

そもそも言語は、人と通じ合うための道具です。

それを机の上だけで学ぶこと自体に、ズレがあるとは思います。

ただ、理由はそれだけではありません。

もちろん中学校の授業では、発声練習もします。

会話の練習だって、したはずです。

それでも喋れない人が、ほとんどではないでしょうか。

答えはとてもシンプルだと思っています。

日常的に使わないから、つまり必要ないからです。

必要ないものは、どんどん脳から消えていきます。

逆に、必要があるものは速攻で覚えます。

これは脳の仕組みとして、ごく自然なことだと思います。

努力や根性の問題ではありません。

脳が、優先順位をつけているだけです。

この10年で、8回引っ越しました

私はこのことを、引っ越しの経験から強く実感しています。

実は私、引っ越しがとても好きなんです。

2年以上同じところに住んだことが、ほとんどありません。

さっき数えてみたんですが、この10年で8回も引っ越していました。

8回ですよ。

さらに面白いことに、歩いて5分のところに引っ越したこともあります。

そっちのほうが家賃が安くて、広かったからですね。

普通に考えれば、面倒でしかないと思います。

それでも私は、また引っ越しています。

1住所は、覚えようとしなくても覚えます

そんな引っ越し好きの私が、毎回感じることがあります。

新しい住所を、覚えようと意識していないのに速攻で覚えるんです。

  • 初めて口にした時点で、8〜9割は覚えている
  • 間違えるとしても、郵便番号をちょっと間違えるくらい
  • 覚えようとしていないのに、自然と定着する

これ、非常に不思議だと思いませんか。

単語帳を作ったわけでも、書いて練習したわけでもありません。

それでも、次の日には言えるようになっています。

なぜかといえば、答えははっきりしていると思います。

住所は自分にとって大事なものだと、脳が勝手に認識しているからです。

必要だから、定着します。

2前の住所は、もう思い出せません

逆に、どうでもいい情報は速攻で忘れます。

前の住所なんて、今思い出そうとしてもほとんど出てきません。

8回引っ越して、すらすら言えるのは今の住所だけです。

ここが面白いところだと思っています。

どちらも、同じ「住所」という情報です。

桁数も形式も、覚える手間もほとんど変わりません。

それなのに、片方だけが残っています。

同じ情報なのに、重要度によって脳の定着度がまったく違う。

これが本質だと思うんです。

久田 晃久田 晃
住所は覚えようとしなくても覚えるのに、英語は何年やっても残らない。同じ脳がやっていることです

覚えられないのは、記憶力のせいではありません

英語と住所を並べると、はっきりします。

英語は何年もやって、覚えていません。

住所は数秒で、覚えています。

やっているのは、同じ一つの脳です。

途中で記憶力が上がったわけでもありません。

差がついたのは、必要かどうかの判断だけです。

英語が覚えられない人は、能力が低いわけではないと思います。

その人の毎日に、英語を使う場面がないだけです。

明日から英語しか通じない場所で暮らすとしたら、話は変わります。

たぶん、必死に覚えます。

教材を変えたからでも、根性が出たからでもありません。

脳が「これは必要だ」と判断した瞬間に、定着が勝手に始まります。

頑張れないのは、本音では必要ないからかもしれません

ここから、話をあなたのほうに戻します。

何かを頑張ろうとして、どうしても頑張れないとき。

それは本音では、必要のないものなのかもしれません。

心のどこかで「これは本当に必要なのか」と感じていないでしょうか。

「やらなきゃ」という義務感と、「やりたい」という本音は別物です。

脳は正直です。

本当に必要なものは、頑張らなくても勝手に覚えます。

勝手に動けるようにも、なっていきます。

逆に、どれだけ努力しても身につかないもの。

それは、あなたの心が求めていないものかもしれません。

1「努力できない性格」ではないと思います

頑張れない自分を、性格の問題にする人は多いです。

自分は努力できない性格なんだ、と。

私は、そこは違うと思っています。

性格の話にすると、一生変わらないものになります。

そしてそこから、自己否定が始まります。

できない自分を責める時間だけが、増えていきます。

でも実際に起きているのは、脳の判断です。

必要だと判断されていないものが、後回しになっているだけです。

順番の話であって、性能の話ではありません。

必要ないものは脳が忘れる。必要なものは、頑張らなくても覚える。

責める前に、本音を確かめてみる

頑張れない自分を責める前に、自分の本音を確かめてみる。

私がやっているのは、それだけです。

  • 「頑張れない自分」を責めるのをやめてみる
  • 本当に必要なものかどうか、本音で問いかけてみる
  • 必要ないなら、手放す勇気を持ってみる
  • 本当に必要なものに、時間とエネルギーを注ぐ

頑張ることが偉いわけではないと思います。

大切なのは、自分にとって必要なものを見極める力ではないでしょうか。

必要なものには、人は自然と向き合えるものです。

向き合えないものが1つ減れば、その分の時間が空きます。

空いた時間は、本当に必要なほうへ回せます。

甘えではなく、サインだと思っています

だからこそ、私はこう受け取っています。

頑張れないときは、甘えではなくサインだと。

やる気が出ないのを甘えだと片づけると、そこで終わります。

残るのは、自分を責めた時間だけです。

サインだと受け取ると、次に見る場所が出てきます。

これは自分に必要なものなのか、という一点です。

私たちUKERUが大切にしている価値観に、「頑張らない」があります。

これは、怠けるという意味ではありません。

自分の本音に正直になる、という意味です。

なりたい自分になるには、自分が本当に求めているものを知ることが先だと思っています。

久田 晃久田 晃
頑張れないときは、自分を責める合図ではなく、本音を確かめる合図だと私は受け取っています

まとめ

今回は、頑張れないのは本音では必要ないから、という話を書きました。

日本人が英語を喋れないのは、日常で使わないからです。

私が新しい住所をすぐ覚えるのは、自分に必要だからです。

10年で8回引っ越して、毎回同じことが起きました。

同じ脳なのに、必要かどうかで定着がまったく変わります。

頑張れないのは、意志の弱さでも性格でもないと思います。

そこに、本音の必要がないだけかもしれません。

頑張れない自分が嫌になったときは、責める前に本音を聞いてみる。

その答えが、あなたをもっと自由にしてくれると思います。

頑張れないのは、甘えではありません。

それは、脳からのサインです

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