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自己否定が強いのは、あなたが真面目だからです

自己否定2026.07.29久田 晃

自己否定が強いのは、あなたが真面目だからです

自己否定はやめたほうがいい、と言われます。私もそう思います。

ただ、やめたほうがいいと分かっていてやめられないものには、理由があります。

そしてその理由は、あなたの欠点の側にはありません。

私は90日間の音声コーチングをやっています。

受ける前と受けた後に、同じ人へ同じ質問をして録音を残しています。7人分あります。

この記事では、その発言と、私が音声で話している内容だけを使います。

久田 晃久田 晃
私も幼少期から自分に自信が持てなくて、20代はずっと「自分は人に好かれない」という感覚を抱えていました

自己否定は、反省ではありません

まず言葉の整理からします。

自己否定とは、自分の価値や能力を自分で否定してしまう状態のことです。

ここで大事なのは、これは反省ではないということです。

反省は次の行動を変えるためにするものですが、自己否定は行動を止めます。

向いている方向が逆です。

私はコーチングの音声で、こう説明しています。

自己否定は、今の自分を守るためのブレーキとして出てくるものだ、と。

危ないことをしそうになったとき、勝手に踏まれるブレーキです。

ブレーキなので、本人を守ってはいます。ただ、止まったままになります。

真面目な人ほど強く出ます

誰にでも同じ強さで出るわけではありません。自己否定が強い人ほど、真面目です。

理由は単純で、不真面目な人は人のせいにするからです。

うまくいかなかったとき、環境のせい、相手のせい、運のせいにできる人は、自分を責める必要がありません。

だから自己否定が起きません。

真面目で、責任感があって、繊細な人ほど、原因を自分の側に引き受けます。

その引き受け方が過剰になったものが自己否定です。性格の欠点ではなく、長所の使いすぎです。

1気づかいが、そのまま刃になります

受講前のインタビューで、近堂さんがこう話していました。

「自己否定することが多い。周りに迷惑をかけたくないという配慮が、全部自分に返ってきてしまう」

近堂さん・受講前

先に自分を責めておけば、人を責めずに済みます。自分のせいにしておけば、場が荒れません。

自己否定が、周りを守る道具として働いているわけです。

近堂さんは、こうも話していました。

「仕事のミスだけじゃなく、ただのアドバイスも重く受け止めてしまう」

近堂さん・受講前

アドバイスは本来ただの情報です。

それが重くなるのは、受け取る側に自己否定の回路があるからです。

何を言われても、自分を裁く材料に変換されてしまいます。

久田 晃久田 晃
真面目で繊細な人ほど陥りやすいんですよね。だからまず、あなたは何も悪くないという話から始めています

止まらないのは、過去から来ているからです

もう一つ、音声で必ず話していることがあります。

自己否定は、今のあなたが喋っているようで、実は昔の自分が口を借りて喋っている。

「どうせ無理だ」「結局できない」。

この手の言葉は、今日の出来事から出てきているようで、そうではありません。

過去のうまくいかなかった経験が、今のあなたの口を使っているだけです。

だから、今日どれだけ気合いを入れても止まりません。相手が今日の自分ではないからです。

環境の話も同じです。

もしあなたが育った環境に私が入れられていたら、私も間違いなく自己否定だらけの人間になっていたと思います。

同じ場所にいれば、誰でもそうなります。

こうなっていませんか

受講前の7人が話していたことです。心当たりがあるかどうかだけ、見てみてください。

「自己否定に、その時ずっと囚われていた。まずそこを剥がさないと人生が始まらない」

福丸さん・受講前

「自分が自己否定すぎて、嫌になりそうになった」

俊平さん・受講前

「納期が遅れて、自分を責めていた」

佐々木さん・受講前

佐々木さんの言葉が分かりやすいと思います。納期が遅れること自体は、誰にでも起きます。

分かれるのは、遅れた自分をどう扱うかのほうです。

90日後、複数の人が同じことを言いました

同じ人に、90日後にもう一度同じ質問をしています。打ち合わせはしていません。

それでも、同じ言葉が出てきました。

「一度立ち止まっても、すぐ戻れるようになった」

佐々木さん・受講後

「いつでも戻れるって、すごいことですね」

岡田さん・受講後

「立ち止まらなくなりましたね」

麒麟さん・受講後

「戻れる」です。なくなった、ではありません。

1落ちない人になるのではありません

ここは誤解されやすいので、はっきり書いておきます。

「一瞬ダメだなと思うことはあります。でも、戻れるんです」

福丸さん・受講後

福丸さんは、10点満点の自己評価が2点から6〜7点になりました。3倍以上です。

それでも「ダメだな」と思う瞬間はある、と本人が言っています。

私は音声の最後で、自己否定はなくすものではない、と話しています。

誰にでも必ず来るものだからです。変えられるのは、来たあとの扱い方のほうです。

落ち込まない人を目指すと、落ち込んだ日にまた自分を責めることになります。

目標の立て方そのものが、自己否定を作り直してしまう。

2本人の中だけで終わりません

岡田さんの変化は、内面の話で終わっていませんでした。

「自己否定をそもそもしなくなった。彼女に強い言葉を使ったり、喧嘩することもなくなって、心に余裕ができた」

岡田さん・受講後

自分を責める量が減ると、近くにいる人への当たり方が変わります。

責める癖そのものが減るからです。

近堂さんの「迷惑をかけたくない」も、遠回りに叶っていることになります。

実際に何が起きたか

7人に起きた出来事を、そのまま並べます。

  • 合格率30%の資格に合格した
  • 問題集が1日20〜30問から、毎日100問が最低ラインになった
  • 躊躇していた転職活動を始めて、4社の面接を受けた
  • うつ病で辞めた会社。今はジャンルを決めて、SNSで毎日発信している
  • 勉強だけでなく、筋トレも続くようになった

成果の一覧に見えますが、7人とも最初にやったのは目標設定ではありません。

先にやったのは、決めた行き先を自分で潰さない状態を作ることです。

大貴さんが、受講後にこう言っていました。

「他人と比較して自分を責める人ほど伸びると思います。自己否定の強い人が、特に大きく成長を感じやすい。私が本当にそうでした」

大貴さん・受講後

真面目さは、方向が変わればそのまま推進力になります。

責める側に使うか、積み上げる側に使うかの違いです。

まとめ

今回は、自己否定が止まらない理由について書きました。

止まらないのは、意志が弱いからでも、性格が暗いからでもありません。

真面目で、責任を自分で引き受けられる人だから起きています。

その引き受け方が過剰になっているだけです。

そして、なくす必要もないと思っています。

7人が90日で手に入れたのも、ゼロにする力ではなく、落ちた日に戻ってくる力でした。

久田 晃久田 晃
落ちない人になる必要はないんです。落ちた日に戻ってこられれば、それで十分だと私は思っています

止まらないのは、あなたが真面目だからです。

なくすより、戻れるほうへ

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