考えるほど自分を追い込む、5つの思考のくせ

考えすぎてしまう、という相談をよく受けます。
頭の中がうるさくて、休んでいるのに休んだ感じがしない。
そういう状態のとき、動いている思考はだいたい決まっています。
私が日々サポートをする中で、何度も目の当たりにしてきた5つです。
- 未来への不安
- 他者評価を気にする
- 自己否定をする
- 完璧主義
- ネガティブな振り返り
ピンとくる方、多いのではないでしょうか。
物事がうまくいかない人、自己嫌悪の強い人は、この5つをかなりやっています。
そしてこれらは、やらないほうがいいというより、もうやめていいものだと思っています。
久田 晃人は、不安を感じるようにできています
まず前提から書きます。
人間はそもそも、不安やネガティブなことを思うようにできています。
だから、思ってしまうこと自体はしょうがないです。
切り替えていくこと、そう思わない癖をつけることは後からできます。
なぜネガティブなことを考えるかというと、それが生存に必要だったからです。
不安があるから、危険なところに行かなかったり、躊躇したりします。
それがなかったら、人間はとっくに野生動物に狩られていたと思います。
脳には扁桃体という部分があります。
不安を感じると、そこが活発になります。
いわばセンサーのようなものです。
それがあること自体は、人間の発達の過程上しょうがないことです。
ただ現代の生活では、このセンサーが過剰に反応している人が多いのではないでしょうか。
ここから、5つを順に見ていきます。
未来への不安は、起きてから考えれば足ります
未来への不安がよくない理由は、シンプルです。
まだ起きていないからです。
起きてからでいいんです。
本当にそう思います。
1まだ起きていないものには、手が届きません
私のところに来る方が、最初にほぼ全員言うことがあります。
「嫌われたらどうしましょう」「断られたらどうしましょう」です。
でも、まだ起きていません。
起きていないものには、打つ手も、直しようもありません。
それを考えるだけで、脳のHPを使ってしまいます。
21日に3万回の決断をしています
人間は1日におよそ3万回の決断をすると言われています。
その決断が少なければ少ないほど、脳のHPが余ります。
余った分を、もっと大事なことに使えます。
起きてもいない未来に不安を感じている時間は、今を生きる力を奪っています。
やることは、難しくありません。
不安を感じてしまった瞬間に、「あ、感じたな」と気づく。
そこで考えるのをやめる。それで足ります。
考えてもしょうがないんです、まだ起きていないのですから。
他人の評価は、自分の側では動かせません
2つ目は他者評価です。
他人の評価を気にしても、実は何も起きません。
そしてそのとき考えることは、だいたいネガティブなことです。
「あの人にどう思われているんだろう」「嫌われていないかな」と。
それがまた脳を疲れさせます。
気にするほど、ネガティブな思考に引きずり込まれていきます。
他人は、自分にはコントロールできません。
これは本質的な事実だと思います。
1思い込みのほうが、現実を動かします
相手は自分のことを嫌っていないとします。
それなのに、自分が「嫌われている」と思い込んだとします。
すると、その思い込みに沿った対応をしてしまいます。
その態度は、相手にそのまま伝わります。
相手から見たら「なんだこの人、嫌な感じだな」となります。
事実とは違うのに、自分の思い込みが現実を悪いほうへ動かしてしまう。
気にしていたはずが、自分で作り出しているわけです。
嫌われようが何をされようが、自分は自分です。
そこだけは、誰にも動かせません。
久田 晃自分を否定するほど、エネルギーは減ります
3つ目は自己否定です。
ここは別の記事でも書いているので、短くします。
自己否定を繰り返すと、自分へのマイナスのイメージが強くなります。
そのうち、何事もネガティブに捉えるようになります。
発する言葉も、そこから生まれる思考も、否定の連鎖に入っていきます。
自分を否定するほど、自分の中のエネルギーが枯れていきます。
感じたことのある方は、多いのではないでしょうか。
完璧な日は、来ません
4つ目は完璧主義です。
完璧主義とは、何かに対して考えすぎて何もできない状態のことです。
行動が伴っていれば、まだいいです。
ただ、完璧というのは永遠に訪れません。
人間はいつだって未完成です。
私だって、人に何かを教えることが完璧かといえば、完璧ではありません。
完璧なことなんて、本当に何もないんです。
極端な例ですが、歩くことですら完璧ではないと思います。
では、歩くことが完璧じゃないから歩かない、となったらどうなるでしょうか。
食べ物を取りに行けない、どこにも行けない。
そのうち命に関わります。
完璧じゃないから動かないという選択は、それほど危険なものです。
振り返るとき、マイナスしか見ていませんか
5つ目はネガティブな振り返りです。
振り返りすぎること自体が問題なのではありません。
振り返るときに、だいたいマイナスしか見ていないのが問題です。
「あの時なんでできなかったんだ」「なんでダメだったんだろう」と。
それを考えすぎると、どんどんネガティブなほうへ引っ張られていきます。
- 振り返り自体はしてもいい。ただし時間を決めること
- 悪いことを振り返ったら、逆にいいところも見る癖をつけること
- 「ないもの」ではなく「あるもの」を見ること
1あるものを見る、ということに尽きます
90日のプログラムでよくお伝えしているのも、ここです。
あるものを見る、ということに尽きます。
ないものばかり数えていたら、人はどんどん苦しくなります。
でも、今の自分が持っているもの、できていることに目を向ける。
それだけで、見える世界は変わっていくのではないでしょうか。
久田 晃まとめ
今回は、考えるほど自分を追い込む5つの思考について書きました。
未来への不安、他者評価、自己否定、完璧主義、ネガティブな振り返り。
どれも、多くの方が無意識にやってしまっているものだと思います。
私自身、かつてはこの5つすべてに当てはまっていた時期がありました。
だからこそ、これがどれほど人の行動を止め、自信を奪うかを知っています。
人生が停滞するのは、能力の問題ではありません。
あなたはこの5つのうち、いくつ当てはまったでしょうか。
思い当たるものがあったなら、一つだけ意識するところからで十分です。
それだけで、何かが変わり始めるのではないかと思います。
不安を感じること自体は、脳が正常に働いている証拠です。
ないものより、あるものを
最大120分。今の状態と、90日後にどうなっていたいかを一緒に整理します。
無理な営業はしません。顔出しも不要です。