大きい1つを終わらせると、次が小さく見えます

何から手をつければいいか分からない。
その状態のまま、今日も一日が終わったのではないでしょうか。
やりたいことはあります。むしろ多いくらいです。
それなのに、どれも途中で止まっています。
そして止まっているという事実が、そのままあなたへの評価になっていきます。
私は90日間の音声コーチングをやっています。
この記事では、私が音声で話している内容と、受けた人の発言だけを使います。
久田 晃自己効力感は、量では増えません
先に言葉の整理をします。自己効力感とは、自分はやれるという感覚のことです。
これは、動いた量に比例しません。
増えるのは、1点に絞って出した結果を積み上げたときだけです。
10のことに手を出して、10とも途中で止まっているとします。時間は使っています。
労力も使っています。それでも、自分はやれるという感覚だけが残りません。
忙しさと積み上げは、別のものです。
ここが一致しないので、動いているのに自信が増えない状態が続きます。
やれるという感覚は、終わったという事実からしか作られません。
途中で止まっているものは、何個抱えていても材料になりません。
あれもこれもが、そのまま自己否定に戻ってきます
私が音声で話しているのは、こういう順番です。
始まりは、ただの予定の問題です。ところが最後は、人格の問題にすり替わっています。
中途半端さは、予定表の中で終わってくれません。
しかも、こうなる人ほど完璧を求めています。全部やりたいから、全部に手を出す。
全部に手を出したから、全部が薄くなる。薄くなった結果を見て、自分はダメだと決める。
真面目な人ほど、この輪の中にいます。手を抜ける人は、そもそも10も抱えません。
たとえば、資格の勉強と、副業と、体づくりを同じ月に始めたとします。
どれ一つ、間違った選択ではありません。
ただ、力を3つに割ったまま90日が過ぎると、資格は範囲の半分、副業は登録だけ、体づくりは月に数回で止まります。
3つとも、人に話せる状態になっていません。
1やりかけは、記憶に残りません
3ヶ月前を思い出してみてください。
あのとき少しだけ触った5つのことを、いくつ覚えているでしょうか。
ほとんど残っていないはずです。やりかけたものは、やった実感として残りません。
終わったものだけが残ります。
だから、かけた時間の量と、手元に残る自信の量が合いません。
合わないまま次の月に入るので、また同じことが起きます。
1つに絞る理由は、効率ではありません
ここは誤解されやすいところです。
1つに絞ると聞くと、多くの人は効率の話として受け取ります。
時間の使い方の話、順番の話だと思われます。
私が言っているのは、そこではありません。1つに絞るのは、大きい1つを終わらせるためです。
効率のためだけに絞るなら、終わらせやすい小さいものから選ぶことになります。
それでは何も変わりません。小さい1つをいくつ終わらせても、あなたの基準は動かないからです。
久田 晃大きい1つを終わらせると、次が小さく見えます
ここが今回の中心です。
私は音声で、こう話しています。
大きな1個を達成すれば、次の2つ目の目標は、1個目より簡単に感じる、と。
目標そのものが縮むわけではありません。小さく見えるようになるのは、あなたの基準のほうです。
11個目が、一番重いです
やったことがないものは、全部重く見えます。どれくらいかかるのか分からない。
途中で何が起きるのかも分からない。だから、実際より大きく見積もります。
1個目が重いのは当たり前です。重さの大半は、中身ではなく、見えていない部分から来ています。
22個目から、同じ重さには感じません
1つ終わらせると、通ってきた道が全部見えている状態になります。どこで詰まったか。
どこで気持ちが折れかけたか。何をしたら戻ってこられたか。
2個目に入るとき、あなたはその地図を持ったまま入ります。
同じ大きさの目標でも、地図があるかないかで重さが変わります。
資格を1つ取った人が、次の資格を軽く見るのと同じです。
教材の選び方も、伸びない時期の抜け方も、もう手の内にあります。
2個目が軽く感じるのは、あなたが強くなったからではありません。
見えている量が増えたからです。
実際に、次の1つが勝手に始まっています
90日のコーチングで、大貴さんは資格に合格しました。合格率30%の資格です。
「最後のメッセージの次の日に受けて、合格してきました」
大貴さん・受講後
ここまでは、大きい1つを終わらせた話です。面白いのは、そのあとでした。
受ける前は、勉強だけが目標だったはずでした。
それが90日の終わりには、筋トレも続くようになっています。
増やそうとして増えたわけではありません。
1つを終わらせた人の中では、次のことがもう重く見えなくなっています。
佐々木さんは、受ける前、やりたいことがありすぎて散らばっていた人です。
90日後にこう話していました。
「一日を過ごしやすくなった。迷いがなくなった感覚があります」
佐々木さん・受講後
迷いは、抱えている数だけ生まれます。
1つに決めた人の一日には、迷う場面がほとんどありません。
目標は、あなたが逃げない限りどこにも行きません
1つに絞るとき、多くの人が引っかかるのはここです。他のものを捨てる気がして、手放せません。
捨てる必要はないと思っています。あなたが逃げない限り、目標はどこにも行かないからです。
2つ目も3つ目も、そこにあり続けます。減るわけでも、消えるわけでもありません。
順番が後ろになるだけです。
順番が後ろになることを、諦めだと受け取らなくて大丈夫です。
1個目を終わらせたあなたが取りにいくほうが、3つを薄いまま触り続けるより早く着きます。
変わるのは、いつもあなたのほうです。
1つ終わらせたあなたが取りに行けば、まったく同じ目標が、違う重さで手に入ります。
まとめ
今回は、あれもこれもが中途半端で終わる理由について書きました。
分散すると、全部が薄くなります。薄くなった結果が、そのままあなたへの評価に戻ってきます。
だから1つに絞ります。
ただし、効率のためではありません。
大きい1つを終わらせた人は、そのあとの目標が小さく見えるようになります。
1個目が一番重くて、2個目から同じ重さには感じません。
今この瞬間に自信がないのは、当然だと思います。まだ1個目が終わっていないだけです。
手持ちの中で一番大きいものを1つだけ残して、あとは順番を後ろにする。
それで基準のほうが動きます。
久田 晃1個目が、一番重いだけです。そこを越えると、上がるのはあなたの基準のほうです。
まずは、大きい1つを
最大120分。今の状態と、90日後にどうなっていたいかを一緒に整理します。
無理な営業はしません。顔出しも不要です。