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「自己肯定感が低い」と検索した人が、本当に困っていること

自己肯定感2026.09.25久田 晃

「自己肯定感が低い」と検索した人が、本当に困っていること

「自己肯定感 低い」で検索する人は、とても多いです。

ただ、その言葉で調べている人が本当に困っているのは、低いこと自体ではありません。

私は90日間の音声コーチングをやっています。

受ける前と受けた後に、同じ人へ同じ質問をして録音を残しています。

7人分あります。この記事では、その発言と、私が音声で話している内容だけを使います。

久田 晃久田 晃
うまくいっていようが、ダメだろうが、今の自分でいい。私は音声をこの一行から始めています

自己肯定感とは、今のままでいいと思えることです

まず定義から書きます。

自己肯定感とは、うまくいっている自分を肯定することではありません。

うまくいっていようが、ダメだろうが、今の自分でいい。そう思える状態のことです。

私は音声で、こう話しています。何も成し遂げていない、うまく話せない、経験が少ない。

そういうネガティブに思ってしまう状態でも、今のままでいいんだと思えること。

存在そのものが素晴らしいと思えること。

結果がどうであれ、自分は自分だと心底から思えることです。ここが定義の全部です。

1自信がある状態とは、別のものです

世の中では、自信がある人や何でもできる人が「自己肯定感が高い」と言われます。

あれは自己効力感のほうです。「もっと自分ならいける」という感覚を指します。

自己肯定感は「今のままでいい」という感覚です。向いている先が、そもそも違います。

この2つには順番があります。詳しくは別の記事で書きます。

受講前の大貴さんは、こう話していました。

「自己肯定感というのが、まだよく分かっていないというのが正直なところです。まずそれが何なのか、知ってみたいというのがありました」

大貴さん・受講前

知らないまま「低い」と判定していた、ということです。ほとんどの人がこの状態から始めます。

「今日は下がっている」は、たぶん気分の話です

よく聞くのが「今日は自己肯定感が下がっている」という言い方です。

気持ちは分かります。ただ、日ごとに上下しているのは、出来事に対する反応のほうです。

自己肯定感は、その反応の下にある地面です。

地面は、その日の天気で上下しません。

ここを混ぜてしまうと、うまくいった日は「上がった」、うまくいかない日は「また下がった」になります。

出来事のたびに自分を採点していること自体が、今のままではいけないという前提の裏返しです。

困るのは、低いまま何かを始めようとするときです

ここが本題です。

低いこと自体は、実はそれほど問題になりません。低いまま毎日を回すことはできてしまいます。

困るのは、低いまま何かを始めようとしたときです。

転職でも、勉強でも、発信でも、人間関係でも同じです。

始めれば、うまくいかない日が必ず来ます。

地面がないと、その1日で全部やめます。

低い自分が問題なのではなく、低いまま始めるから止まります。

1「どうにかしてから」で、順番が狂います

多くの人は、まず低い自分をどうにかしようとします。

直ってから始めよう、自信がついてから動こう、と考えます。

そして、直らないので始まりません。

ここに時間が溶けます。私が一番もったいないと思っているのは、この時間です。

俊平さんは、90日後にこう言っていました。

「本当にもったいないです。やっと動いた時に、あの時の時間はもったいなかったなと思いました」

俊平さん・受講後

動いてから、止まっていた期間の長さに気づくわけです。

久田 晃久田 晃
今のままでもあなたは十分魅力的です。私はサポートしている人に、必ずこれを伝えています

自己肯定感は、目的地ではなく土台です

私は音声で、こう言い切っています。

今のままでいいというのは、止まるためではない。前に進むための土台を作るためです。

「今のままでいい」は、悪く言えば現状維持です。変わらなくていい、という意味になりますから。

それでも、ここを通らないと次に行けません。

地面のない場所に、家は建たない。それだけの話です。

自己肯定感を高めることは、ゴールではありません。その上に何を建てるかのほうが本番です。

1変えられるのは、自分の思考と行動だけです

土台が固まらない理由は、だいたい一つです。

変えられないものに、脳を使っています。

他人は変えられません。過去も変えられません。

変えられるのは、今の自分の思考と行動。そして、それに伴った未来だけです。

相手の反応、過去の失敗、周りの評価。ここに脳の体力を使うのは、非常にもったいない。

変えられるものが手元にあるのに、なぜ自分を否定するのか。

ここまで読んだ人なら分かると思います。

2根性でつくるものではありません

自己肯定感は根性ではありません。いろいろな視点を身につけることではぐくむものです。

だから、自信がなくてもいいです。自信のない自分のままでいいです。

今日うまくいかなくても、自分には存在の価値がある。これでいいんです。

この見方を習慣にして、無意識でやれるところまで持っていく。やっているのはそれだけです。

もう一つ、地味ですが効くものがあります。自分が使う言葉です。

自分が発した言葉は、声として自分の耳にもう一度入ってきます。

ネガティブな言葉を出し続ければ、その言葉がそのまま脳に返ってきます。逆も同じです。

そして、自分が言ったことを自分で守る。世間から見て正しいかどうかは関係ありません。

自分の信念としてその言葉を貫けているか。

それだけで、自分を少しずつ信用できるようになります。

土台ができた人は、同じ言い方をします

90日後、7人のうち複数が同じ表現を使いました。打ち合わせはしていません。

「戻るところができた感覚があるんです。昔はそれがなかったので、落ちたら落ちっぱなしみたいな、ここに戻るというものがなかったので」

福丸さん・受講後

「戻るところ」です。「上がった」ではありません。

佐々木さんには、私からこう聞きました。心の実家があるような感覚はないですか、と。

「あります。それは間違いなく」

佐々木さん・受講後

実家は、成績で入れてもらえる場所ではありません。

うまくいっていようが、失敗していようが、帰れます。土台とは、その帰れる場所のことです。

土台の上にしか、積み上がりません

地面ができたあと、7人の現実のほうが動きました。

  • 手をつけられなかった資格の勉強が、毎日100問まで伸びた
  • 躊躇していた転職活動を始めて、面接で前向きな評価をもらった
  • うつ病で会社を辞めた人が、毎日発信を続ける生活に変わった
  • 勉強だけでなく、筋トレも続くようになった
  • 職場で、できないのが当たり前という前提で人に教えられるようになった

並べると成果一覧に見えます。ただ、7人が最初にやったのは目標設定ではありません。

先にやったのは、落ちた日に帰れる場所をつくることでした。

岡田さんに、今の状態を一言でと聞いたときの答えです。

「夢に向かって、毎日全力で行動できる人間になった」

岡田さん・受講後

90日前は、毎日何をやっていいか分からずに1日が終わっていた人です。

建っているものが違うのではありません。下の地面が変わっただけです。

まとめ

今回は、自己肯定感とは何かと、低いと何に困るのかについて書きました。

定義は一つです。うまくいっていようが、ダメだろうが、今のままでいいと思える状態のことです。

気分の上下ではありません。日によって採点し直すものでもありません。

そして、低いこと自体が問題なのではありません。

低いまま何かを始めようとするから、止まります。

だから、上げてから動くのではないと私は思っています。順番は逆です。

久田 晃久田 晃
上げようと力まなくて大丈夫です。土台さえあれば、その上は勝手に積み上がっていきます

自己肯定感は、目的地ではなく土台です。

上げるより、帰れる場所をつくる

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